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花咲くいろは 第13話「四十万の女 -傷心MIX-」

花咲くいろは 第13話「四十万の女 -傷心MIX-」

 松前皐月が喜翆荘にやってくる。それを聞いた喜翆荘の従業員たちは大騒ぎだ。そして女将は、皐月の接客を押水菜子に任せ、自分は手を引くと宣言する。



ネタばれ感想文



 そして、皐月を乗せたバンは、宮岸徹と鶴来民子、松前緒花と共に、喜翆荘に到着。従業員一同が玄関先で迎える。
 久しぶりに訪れた喜翆荘。十年一日のごとし、それどころか昔よりも古くなっている、と毒を吐きつつ、女将や若旦那にちょっかいを出す皐月。民子に促され、そんな彼女を部屋へと案内する菜子。
 部屋に入った皐月は、浴衣を選べるようにした方がわくわく感があること、お茶菓子に地元の名産品を使った方が会話の糸口を作りやすいことなど、現状を踏まえて小さな変革で実現可能なアイデアを口にする。それを聞いて感動する菜子。
 風呂掃除をしていた次郎丸も、板場の面子に対しても同様に、お客の期待する昔ながらの料理を裏切らず、かつ、小さな工夫でサプライズを用意するなど、出来ることはたくさんあるとアドバイスをしていく。

 そんな皐月に指名された緒花は、彼女と共にぼんぼり祭りが行われる神社まで付き添うことになる。石段を登り、天辺の鳥居の近くに座った皐月は、緒花に声をかける。男にでも振られたのか、と。
 図星を突かれテンパる緒花は、こんなときだけ母親面をしないで欲しいと抗議する。そんな緒花に、自分が来たのはあくまで喜翆荘の素晴らしさを緒花が薦めるからだという皐月。

 皐月の元を駆け出し、ひとり石段を下る緒花。皐月の言葉で、種村孝一に振られたのだ、という事実が実感として受け止められるようになってくる。
 そんな風に考え込んでいたので、いつもはびっくりする青鷺の登場にも全く気付かない。


 元気を取り戻した緒花は、女将と相談し、二人がよく知っている皐月にあわせたサービスを提供することを決める。女将は板場に行き手料理を作らせてもらい、緒花は布団敷きで彼女が眠るために必要な抱き枕を用意する。
 そんなサービスを見て、女将と緒花を酒付きで部屋に呼ぶ皐月。四十万の女たちの酒盛りが始まった。

 緒花が振られたということを暴露する皐月に、一度振られたくらいで諦めるなど四十万の女らしくないと叱りつけるスイ。
 だが緒花は、そうではないという。こーちゃんにはこーちゃんの日常があり、緒花には緒花の日常がある。そして緒花の日常はもはや湯乃鷺なのだから、東京に戻ってもこーちゃんの日常にはなれない。
 そんな言葉を、ジュースで酔っ払いながら、百面相をしてとぎれとぎれに語る緒花。そんな緒花を見て、皐月もスイも、緒花は四十万の女だと思う。

 夜も更け、酔って眠ってしまうスイに老いを見る皐月。しかし彼女は、それでも憎たらしい母親のままでいて、とエールを送る。その想いは、緒花に対する皐月の覚悟を示しているのかもしれない。

 そして出立の朝。車に乗り込む直前に、皐月は緒花に評価記事を渡していく。みんなに促され、皐月が去った後にそれを呼んだ緒花が見たのは、べた褒めの評価結果だった。喜翆荘は、十年一日のごときいまを維持するために毎日変化をしていて、それを成し遂げる気概を従業員は持っている、と。
 こうして四十万の女が一同に会した一日は去って行った。







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(アニメ感想) 花咲くいろは 第13話 「四十万の女」

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2011-06-29 19:41 │ from ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人