MADLAX -マドラックス- 第1話「銃舞 -dance-」
MADLAX -マドラックス- 第1話「銃舞 -dance-」
内戦下にあるガザッソニカ王国の上空を飛ぶ報道ヘリから、ひとりの少女が飛び降りる。その美しい少女は、何のために戦場へと赴くのか?
反政府軍ガルザが入手した政府軍の機密データを運搬する任務を任されたナイアス少尉とピート・アニアンたちは、道中の検問所で政府軍に捕捉され、ピート以外の全員が政府軍に捕らえられてしまう。
政府軍の目的はデータの回収。それを持って逃げたピートを捉えるため、政府軍の軍曹はナイアス以外を殺し、ナイアスが転ぶように誘惑する。
一方、ヘリからブッシュ内へと飛び降りた少女は、SSS(スリースピード)と呼ばれる謎の人物から、機密データの回収を依頼されたエージェントだった。そのデータのメディアがMOだというのは、時代を反映している。
装備を整えた少女は、帰った後の食事のメニューを決める余裕ぶりを見せつつ、政府軍のベースへと潜入を試みる。
相手に気づかれない距離から読唇術を使って、ピートの居所を知った少女は、彼が潜む坑道へと向かう。
一方、軍曹たちも、ピートを捕えるため、仲間のふりをしてピートを探していた。そのセリフに、逡巡しながらも応えようとするピート。しかしその口を、先ほどの少女がふさぐ。
軍曹たちとは別の出口から行動を脱出する少女とピートだが、その出口付近には政府軍の見張りがいた。とにかく出ようとするピートを制し、鏡を使って見張りの唇を読む少女。坑道からは軍曹の放った火が煙を発生させ、たいそう息苦しくなっているはずだ。
そして何かを確認し終えた少女は飛び出し、かなりの距離があるにもかかわらず、拳銃でワンショット・ワンキルを成すすご腕ぶりを見せつける。
そこに無線から聞こえる、定時連絡を要求する声。先ほど少女が確認していたのは、応答するためのコードだったのだ。
脱出のための時間を稼ぎ、かなりの安全圏にまで来ることに成功した少女とピート。しかしそこでピートは、MOを少女に渡し、仲間を助けるために戻るという。
その場に残される少女。去って行くピートの背中は、少女の記憶の中の誰かの背中と重なる。その記憶に押されるように、少女はピートを助けるための行動を開始した。
ブッシュの中でヘリをやり過ごし、臙脂色のドレスに着替える少女。そして木の上に構えると、遠くからやってくる軍曹たちのジープに敵対する。
またしても凄まじい命中精度を見せつけ、ジープのドライバーたちを射殺する少女。銃弾飛び交う戦場にあって、まるでショーをこなすかのように、ポーズをとり舞う少女の姿が美しい。そして軍曹たちを全滅させると、ジープを奪って、ピートの許へと向かうのだった。
脱出への車中。残念ながらピートの仲間は全員殺されていた。ただひとり残ったピートを助手席に乗せ、夕暮れの中、二人は話をする。
そんなとき、ピートが言いだす。帰ったらデートをしてくれないか?、と。それに快く応じる少女。そしてお互いが名乗ろうということになり、少女が自分の名を告げようとした時、ピートは息を引き取った。彼女のマドラックスという名を聞く者は、誰もいなかった。
最近読んだラノベがこの作品のスピンオフらしいので、本編の方も見てみることにしました。
-> 旅する少女と灼熱の国 Elenore Baker
内戦下にあるガザッソニカ王国の上空を飛ぶ報道ヘリから、ひとりの少女が飛び降りる。その美しい少女は、何のために戦場へと赴くのか?
ネタばれ感想文
反政府軍ガルザが入手した政府軍の機密データを運搬する任務を任されたナイアス少尉とピート・アニアンたちは、道中の検問所で政府軍に捕捉され、ピート以外の全員が政府軍に捕らえられてしまう。
政府軍の目的はデータの回収。それを持って逃げたピートを捉えるため、政府軍の軍曹はナイアス以外を殺し、ナイアスが転ぶように誘惑する。
一方、ヘリからブッシュ内へと飛び降りた少女は、SSS(スリースピード)と呼ばれる謎の人物から、機密データの回収を依頼されたエージェントだった。そのデータのメディアがMOだというのは、時代を反映している。
装備を整えた少女は、帰った後の食事のメニューを決める余裕ぶりを見せつつ、政府軍のベースへと潜入を試みる。
相手に気づかれない距離から読唇術を使って、ピートの居所を知った少女は、彼が潜む坑道へと向かう。
一方、軍曹たちも、ピートを捕えるため、仲間のふりをしてピートを探していた。そのセリフに、逡巡しながらも応えようとするピート。しかしその口を、先ほどの少女がふさぐ。
軍曹たちとは別の出口から行動を脱出する少女とピートだが、その出口付近には政府軍の見張りがいた。とにかく出ようとするピートを制し、鏡を使って見張りの唇を読む少女。坑道からは軍曹の放った火が煙を発生させ、たいそう息苦しくなっているはずだ。
そして何かを確認し終えた少女は飛び出し、かなりの距離があるにもかかわらず、拳銃でワンショット・ワンキルを成すすご腕ぶりを見せつける。
そこに無線から聞こえる、定時連絡を要求する声。先ほど少女が確認していたのは、応答するためのコードだったのだ。
脱出のための時間を稼ぎ、かなりの安全圏にまで来ることに成功した少女とピート。しかしそこでピートは、MOを少女に渡し、仲間を助けるために戻るという。
その場に残される少女。去って行くピートの背中は、少女の記憶の中の誰かの背中と重なる。その記憶に押されるように、少女はピートを助けるための行動を開始した。
ブッシュの中でヘリをやり過ごし、臙脂色のドレスに着替える少女。そして木の上に構えると、遠くからやってくる軍曹たちのジープに敵対する。
またしても凄まじい命中精度を見せつけ、ジープのドライバーたちを射殺する少女。銃弾飛び交う戦場にあって、まるでショーをこなすかのように、ポーズをとり舞う少女の姿が美しい。そして軍曹たちを全滅させると、ジープを奪って、ピートの許へと向かうのだった。
脱出への車中。残念ながらピートの仲間は全員殺されていた。ただひとり残ったピートを助手席に乗せ、夕暮れの中、二人は話をする。
そんなとき、ピートが言いだす。帰ったらデートをしてくれないか?、と。それに快く応じる少女。そしてお互いが名乗ろうということになり、少女が自分の名を告げようとした時、ピートは息を引き取った。彼女のマドラックスという名を聞く者は、誰もいなかった。
最近読んだラノベがこの作品のスピンオフらしいので、本編の方も見てみることにしました。
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2011-07-07 │ MADLAX -マドラックス- │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit