TIGER & BUNNY 第16話「Truth lies at the bottom of a well. (真実は井戸の底にある)」
TIGER & BUNNY 第16話「Truth lies at the bottom of a well. (真実は井戸の底にある)」
四半期の逮捕新記録を樹立したバーナビー・ブルックス・ジュニアの影で、ワイルド・タイガーこと鏑木虎徹は苦しんでいた。自分の能力が減退し、ヒーローとして活躍できなくなるという苦しみに。
そんなヒーローとは異なり、犯罪者を浄化の焔で焼き殺すことにより、自分の正義をシュテルンビルトに示すルナティック。その正体は司法局のユーリ・ペトロフでもある。
彼の能力発動は、その少年時代に遡る。母親に暴力を振るう父親を止めようとして、あの焔を発動してしまったのだ。それは今も彼を悩ませる。
虎徹の能力は着実に減退している。そんな彼の下に新たな情報が入る。実はあの、虎徹が敬愛し、彼がヒーローになるきっかけとなったミスター・レジェンドも、能力の減退で苦しんでいたらしい。最後までトップでいるために、他のヒーローに犯罪者を追い詰めさせ、逮捕の瞬間だけもらう八百長じみたことまでし、不都合な逮捕は記録を抹消するなど、形振り構わない行為を行っていたらしい。
衝撃を受ける虎徹に対し、晩年、酒におぼれていたレジェンドのようにならないためにも、ヒーローの引退を勧める。
ショックを受けて自宅へ戻ろうとする虎徹は、闇を切り裂くような女性の悲鳴を耳にする。能力を発動して現場へ向かうと、そこにいたのは連続婦女暴行殺人犯に追い詰められる女性。
犯人に声をかけ向かう虎徹に対し、犯人は鞭をふるってくる。どうやら能力者ではないらしく、能力を発動した虎徹にはかすりもしない。
不利を悟った犯人は、被害者の女性を屋上から放り出し、虎徹が救出している隙に逃げ出してしまう。しかし無事に女性を助け、犯人が乗っているゴンドラの上へと降り立つ虎徹。追い詰められた犯人は鞭を振るって抵抗するが、やはり虎徹にはかすりもしない。
だがそこで虎徹の能力が切れ、犯人の鞭に絡めとられた虎徹は、電撃を受けて落下、ゴミ捨て場に取り残されてしまう。折りしも街頭テレビでは、ヒーローとして賞賛を受けるバーナビーの姿が映し出されていた。
そしてルナティックの幼少時代に意外な真実が…。ユーリが焼き殺した父親こそが、あのミスター・レジェンドだったのだ。彼は父親の言いつけどおり、悪いやつらを見過ごさずに、父親のドメスティック・バイオレンスの現場へ介入し、結果として父を手にかけることになってしまったのだ。
そしてそのことは、ルナティックが犯罪者を焼き殺すことで自分の正義を示す動機となり、自身を正当化することで自我を保つという構図が出来上がっている。
虎徹が逃がした犯人は、ルナティックの手で処刑された。一般人すらも取り逃がしてしまう虎徹に、ヒーローとしての資格があるのか?その問いかけは、虎徹を苦しめていく。
四半期の逮捕新記録を樹立したバーナビー・ブルックス・ジュニアの影で、ワイルド・タイガーこと鏑木虎徹は苦しんでいた。自分の能力が減退し、ヒーローとして活躍できなくなるという苦しみに。
ネタばれ感想文
そんなヒーローとは異なり、犯罪者を浄化の焔で焼き殺すことにより、自分の正義をシュテルンビルトに示すルナティック。その正体は司法局のユーリ・ペトロフでもある。
彼の能力発動は、その少年時代に遡る。母親に暴力を振るう父親を止めようとして、あの焔を発動してしまったのだ。それは今も彼を悩ませる。
虎徹の能力は着実に減退している。そんな彼の下に新たな情報が入る。実はあの、虎徹が敬愛し、彼がヒーローになるきっかけとなったミスター・レジェンドも、能力の減退で苦しんでいたらしい。最後までトップでいるために、他のヒーローに犯罪者を追い詰めさせ、逮捕の瞬間だけもらう八百長じみたことまでし、不都合な逮捕は記録を抹消するなど、形振り構わない行為を行っていたらしい。
衝撃を受ける虎徹に対し、晩年、酒におぼれていたレジェンドのようにならないためにも、ヒーローの引退を勧める。
ショックを受けて自宅へ戻ろうとする虎徹は、闇を切り裂くような女性の悲鳴を耳にする。能力を発動して現場へ向かうと、そこにいたのは連続婦女暴行殺人犯に追い詰められる女性。
犯人に声をかけ向かう虎徹に対し、犯人は鞭をふるってくる。どうやら能力者ではないらしく、能力を発動した虎徹にはかすりもしない。
不利を悟った犯人は、被害者の女性を屋上から放り出し、虎徹が救出している隙に逃げ出してしまう。しかし無事に女性を助け、犯人が乗っているゴンドラの上へと降り立つ虎徹。追い詰められた犯人は鞭を振るって抵抗するが、やはり虎徹にはかすりもしない。
だがそこで虎徹の能力が切れ、犯人の鞭に絡めとられた虎徹は、電撃を受けて落下、ゴミ捨て場に取り残されてしまう。折りしも街頭テレビでは、ヒーローとして賞賛を受けるバーナビーの姿が映し出されていた。
そしてルナティックの幼少時代に意外な真実が…。ユーリが焼き殺した父親こそが、あのミスター・レジェンドだったのだ。彼は父親の言いつけどおり、悪いやつらを見過ごさずに、父親のドメスティック・バイオレンスの現場へ介入し、結果として父を手にかけることになってしまったのだ。
そしてそのことは、ルナティックが犯罪者を焼き殺すことで自分の正義を示す動機となり、自身を正当化することで自我を保つという構図が出来上がっている。
虎徹が逃がした犯人は、ルナティックの手で処刑された。一般人すらも取り逃がしてしまう虎徹に、ヒーローとしての資格があるのか?その問いかけは、虎徹を苦しめていく。
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2011-07-17 │ TIGER & BUNNY │ コメント : 0 │ トラックバック : 1 │ Edit