fc2ブログ
アニメ☆スキスキ ホーム » 花咲くいろは » 花咲くいろは 第16話「あの空、この空」


花咲くいろは 第16話「あの空、この空」

花咲くいろは 第16話「あの空、この空」

 若旦那の四十万縁が喜翆荘に連れて来たのは、映画プロデューサーの伊佐美。川尻崇子の仕掛けで、湯乃鷺、そして喜翆荘を舞台とした映画を製作する計画が持ち上がっているらしい。



ネタばれ感想文



 新しく出来たホテルのおかげで、湯乃鷺の古い旅館はどこも客を奪われ四苦八苦している状況。そこに起死回生の一手として持ち出したのが、この映画制作だ。ただし、制作費の10%を喜翆荘が負担する必要がある。
 女将の四十万スイは反対するかと思われたが、今回の件は全て若旦那に任せると宣言したため、計画通り、映画撮影の準備が行われることになる。

 基本的に現地スタッフを採用するという監督の意向で、映画に出ることが出来そうな従業員たち。仲居の輪島巴や押水菜子、松前緒花はそれを聞いて、高飛込みから転向した女スパイとか、婦人警官役とか浮かれているが、鶴来民子だけは板前が役者をやってどうすると冷めた発言。しかし内心、宮岸徹が役者をやればと妄想して喜んでいるみたい。

 若旦那が出資の条件として、次郎丸太郎に脚本の一部を担当させること、喜翆荘の裏手にあるふるいプールを活用することを条件に出したため、緒花たちはプールの掃除を担当することに。
 みんな浮かれ気分で、緒花と菜子は仲居服の裾をたくし上げて、竹箒を足の間に挟んで、箒で飛ぶ練習をしているくらい。いくら箒の先をアップにしたところで、毛羽立って浮き上がったりはしません。キキじゃないんだから。

 他の旅館からの出資の申し出も断り、喜翆荘独占で撮影がなされることが決定。カメラテストのため、監督と主演女優が喜翆荘を訪れる。
 緒花と菜子はメイド服で出演し、花板の富樫蓮二も主演女優と絡んで見たり、果ては女将も動員されて、カメラテストは順調に進んでいく。


 緒花と菜子、そして民子がプール掃除の仕上げにかかっている時、縁と崇子は昔の思い出を語り合っていた。それは若旦那の原風景。いつも優秀な姉の皐月と比較され、旅館経営者として期待されることなく育った彼は、いつか自分が必要な人間であることを形として示したいとずっと思ってきたのだと思う。
 そのせいで、これまで様々な奇策に挑み失敗を繰り返してきたわけだが、最大にして最高の作戦が、今回の映画撮影なのだろう。

 だが、プール掃除を緒花たちがびしょぬれになりつつ行っている背後で、不吉な電話のベルが鳴り響く。果たしてその電話が告げることとは何なのか?次回へと続く。







にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ


コメント
非公開コメント

トラックバック

http://animesukika.blog.fc2.com/tb.php/169-6f28bdb4

花咲くいろは 第16話 「松前緒花の冒険 Episode00」(感想)

今回は、四十万縁の物語。 この映画プロジェクトで 彼は男を上げられるのか、 そして喜翆荘を立て直せるのか? シリーズ中盤らしく、本筋とは離れた内容ですが こうしたバラエテ...

2011-07-18 07:41 │ from 失われた何か