輪るピングドラム 第3話「そして華麗に私を食べて…」
輪るピングドラム 第3話「そして華麗に私を食べて…」
毎月二十日はカレーの日。荻野目苹果の幼いころの記憶には、父母と共にカレーを食べた記憶が染み付いている。カレーは大切な人と食べるもの。だから今日は、多蕗桂樹と一緒にカレーを食べるのが、苹果のデスティニー。
そして高倉家の朝にはまたもや「生存戦略~!」の声が響く。謎の幻想空間に取り込まれる高倉冠葉と高倉晶馬。彼らの呼びこんだのは、高倉陽鞠が被るペンギン帽だ。
しかし今日の冠葉と晶馬は雰囲気にのまれない。女王様が陽鞠の芝居だとみなして、陽鞠にもうこんなイリュージョンは止めるように説得するのだ。
それに対し、彼らを再び信じさせる必要性を感じた女王様は、彼らが絶対に疑えないパフォーマンスをすることにする。それは…陽鞠が絶対に飲めない牛乳を一気飲みすること!
うしさんのきぐるみを着て、折りたたみテーブルの上に乗せた瓶牛乳を何本も飲みほしていく女王様。これで彼らも信じた…かと思いきや、やさしい表情を浮かべている。陽鞠が牛乳を飲めるようになったと解釈したのだ。
その様子を見た女王様は、今度こそ絶対的に信じられる現象を見せつける。つまり、陽鞠が死ぬところ。再び呼吸を止めた陽鞠を見て絶望した晶馬は、再び陽鞠にペンギン帽をかぶせる。
生き返る陽鞠というかペンギン女王。落っこちる晶馬。そして今日も、ピングドラムを求めて、荻野目苹果をストーキングする一日が始まる。
というわけでもなく、苹果を見送った冠葉と晶馬は、苹果の住むマンションへと潜入。扉の前で冠葉が取り出したのは、ピッキングツールだ。
不法侵入を咎めようとする晶馬に対し、逆に冠葉は、陽鞠のために覚悟を決める様に告げ、白手袋を渡す。そうして侵入した荻野目家で家捜しをする冠葉。晶馬はそれを見ている係りだ。ペンギンたちもお手伝いをするように色々探索するのだが、ゴキブリホイホイに捕まったり、手伝っているのか邪魔しているのか分からない。
ふたりが家捜しに熱中するうちに、荻野目苹果が帰宅してきた。あわててソファーの陰に隠れる二人。幸い気付かれていないようだ。
そんなふたりが見守る中、荻野目苹果はカレーを作り始める。摩り下ろしたりんごでお肉を漬け込んで硬くならないようにし、カレーを作っていく。
そのとき、カレーの匂いをかいだ晶馬のおなかがなってしまう!それに気付いた苹果は、表情を硬くし、彼らが隠れるソファーへ近づいてくる。絶体絶命の大ピンチ…と思いきや、彼女はふたりに気づくことはなく、ソファーに座り、彼女が持つ未来日記帳を読み出す。それによれば今日は、彼女と多蕗桂樹が一緒にカレーを食べることになっているのだ。
作ったカレーを鍋ごと風呂敷に包み、出かける苹果。そのあとを冠葉と晶馬も追いかける。彼女が向かうのは、多蕗桂樹の自宅だ。
彼の自宅にたどり着いた苹果は、彼の部屋の扉の前でノックをする。そして部屋にいた桂樹は苹果を快く迎え入れ、二人は仲良く一緒にカレーを食べる。そしてふたりは、次の野鳥観察会にお弁当を作っていく約束をする。互いの好意を確認し見つめあう二人…というのは苹果の妄想。
実際に多蕗の家から顔を出したのは、金髪の美女、時籠ゆりだ。なんと多蕗には彼女がいたのだ!
とりあえず部屋に招き入れられる苹果。ゆりは苹果を多蕗の生徒だと思っているらしい。そして部屋のキッチンでは料理が作られる音が。多蕗の要望で、今日はカレーを作っているらしい。
このままでは苹果の計画が狂ってしまう。それを回避するため、帰ってきた多蕗を出迎えに出たゆりの隙をついて、ガスレンジの上の鍋を入れ替える苹果。しかし鍋はちょー熱い!その熱さに耐え、代わりに自分のカレーを置いて窓から脱出する苹果だった。
一方その頃、今日も学校をサボったことを知った陽鞠は、デコっぱちの髪型にして外を歩きながら、プンプン怒っていた。ちょうど交差点に差し掛かったあたりで、お魚くわえた野良猫と魚を巡っての争いになったペンギン3号は、カレー鍋を持って歩いてきた苹果と衝突。宙に舞ったカレーは、苹果の顔に降り注ぐことになる。
そんな苹果を家まで導いた陽鞠は、ふたりで仲良くお料理。そこに、陽鞠が怒っているのを恐れながら、冠葉と晶馬が帰宅する。そしてそこで、陽鞠の怒りよりも驚きの光景が広がっていることを知るのだった。
毎月二十日はカレーの日。荻野目苹果の幼いころの記憶には、父母と共にカレーを食べた記憶が染み付いている。カレーは大切な人と食べるもの。だから今日は、多蕗桂樹と一緒にカレーを食べるのが、苹果のデスティニー。
ネタばれ感想文
そして高倉家の朝にはまたもや「生存戦略~!」の声が響く。謎の幻想空間に取り込まれる高倉冠葉と高倉晶馬。彼らの呼びこんだのは、高倉陽鞠が被るペンギン帽だ。
しかし今日の冠葉と晶馬は雰囲気にのまれない。女王様が陽鞠の芝居だとみなして、陽鞠にもうこんなイリュージョンは止めるように説得するのだ。
それに対し、彼らを再び信じさせる必要性を感じた女王様は、彼らが絶対に疑えないパフォーマンスをすることにする。それは…陽鞠が絶対に飲めない牛乳を一気飲みすること!
うしさんのきぐるみを着て、折りたたみテーブルの上に乗せた瓶牛乳を何本も飲みほしていく女王様。これで彼らも信じた…かと思いきや、やさしい表情を浮かべている。陽鞠が牛乳を飲めるようになったと解釈したのだ。
その様子を見た女王様は、今度こそ絶対的に信じられる現象を見せつける。つまり、陽鞠が死ぬところ。再び呼吸を止めた陽鞠を見て絶望した晶馬は、再び陽鞠にペンギン帽をかぶせる。
生き返る陽鞠というかペンギン女王。落っこちる晶馬。そして今日も、ピングドラムを求めて、荻野目苹果をストーキングする一日が始まる。
というわけでもなく、苹果を見送った冠葉と晶馬は、苹果の住むマンションへと潜入。扉の前で冠葉が取り出したのは、ピッキングツールだ。
不法侵入を咎めようとする晶馬に対し、逆に冠葉は、陽鞠のために覚悟を決める様に告げ、白手袋を渡す。そうして侵入した荻野目家で家捜しをする冠葉。晶馬はそれを見ている係りだ。ペンギンたちもお手伝いをするように色々探索するのだが、ゴキブリホイホイに捕まったり、手伝っているのか邪魔しているのか分からない。
ふたりが家捜しに熱中するうちに、荻野目苹果が帰宅してきた。あわててソファーの陰に隠れる二人。幸い気付かれていないようだ。
そんなふたりが見守る中、荻野目苹果はカレーを作り始める。摩り下ろしたりんごでお肉を漬け込んで硬くならないようにし、カレーを作っていく。
そのとき、カレーの匂いをかいだ晶馬のおなかがなってしまう!それに気付いた苹果は、表情を硬くし、彼らが隠れるソファーへ近づいてくる。絶体絶命の大ピンチ…と思いきや、彼女はふたりに気づくことはなく、ソファーに座り、彼女が持つ未来日記帳を読み出す。それによれば今日は、彼女と多蕗桂樹が一緒にカレーを食べることになっているのだ。
作ったカレーを鍋ごと風呂敷に包み、出かける苹果。そのあとを冠葉と晶馬も追いかける。彼女が向かうのは、多蕗桂樹の自宅だ。
彼の自宅にたどり着いた苹果は、彼の部屋の扉の前でノックをする。そして部屋にいた桂樹は苹果を快く迎え入れ、二人は仲良く一緒にカレーを食べる。そしてふたりは、次の野鳥観察会にお弁当を作っていく約束をする。互いの好意を確認し見つめあう二人…というのは苹果の妄想。
実際に多蕗の家から顔を出したのは、金髪の美女、時籠ゆりだ。なんと多蕗には彼女がいたのだ!
とりあえず部屋に招き入れられる苹果。ゆりは苹果を多蕗の生徒だと思っているらしい。そして部屋のキッチンでは料理が作られる音が。多蕗の要望で、今日はカレーを作っているらしい。
このままでは苹果の計画が狂ってしまう。それを回避するため、帰ってきた多蕗を出迎えに出たゆりの隙をついて、ガスレンジの上の鍋を入れ替える苹果。しかし鍋はちょー熱い!その熱さに耐え、代わりに自分のカレーを置いて窓から脱出する苹果だった。
一方その頃、今日も学校をサボったことを知った陽鞠は、デコっぱちの髪型にして外を歩きながら、プンプン怒っていた。ちょうど交差点に差し掛かったあたりで、お魚くわえた野良猫と魚を巡っての争いになったペンギン3号は、カレー鍋を持って歩いてきた苹果と衝突。宙に舞ったカレーは、苹果の顔に降り注ぐことになる。
そんな苹果を家まで導いた陽鞠は、ふたりで仲良くお料理。そこに、陽鞠が怒っているのを恐れながら、冠葉と晶馬が帰宅する。そしてそこで、陽鞠の怒りよりも驚きの光景が広がっていることを知るのだった。
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2011-07-22 │ 輪るピングドラム │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit