輪るピングドラム 第4話「舞い落ちる姫君」
輪るピングドラム 第4話「舞い落ちる姫君」
高倉晶馬が少しお寝坊して目を覚ますと、台所で料理をしていたのは、高倉陽鞠と、なぜか荻野目苹果。美味しい卵焼きの作り方を教わりに来たらしい。今日は野鳥観察デートなのだという。
今回は「生存戦略~!」がなかったな。朝から他人がいたせいかな?
デートだという苹果に思いっきりツッコミたい晶馬。相手が多蕗桂樹なら、それはストーカー行為という。だが、高倉冠葉の機転により、そのストーカー行為に晶馬は、苹果の荷物持ちとしてついていくことになってしまう。
丸ノ内線の車内で、中吊り広告の宮廷ラブロマンスものの演劇を見て妄想にふける苹果。今日は多蕗王子様とのラブロマンスが繰り広げられるのがデスティニーだ。
そしてやってきた野鳥観察の公園。しかし、逃げ出したペットのスカンクと遭遇してしまった苹果は、思いっきり臭くされてしまう。
まずは晶馬と服を取り換え、合流した多蕗には臭いの元が晶馬であることを強調して、苹果は何とかピンチを乗り越えようとする。しかし本当のピンチはそこにはなかった。なんと、多蕗にも連れがいたのだ。
その連れとは時籠ゆり。この前のカレーの日に多蕗の家にいた金髪の女性だ。先ほど電車で見ていた中吊り広告にも載っていた、女優だという。こうして苹果のデスティニーは、出だしから危機を迎えていた。
一方、冠葉は、謎の呼び出しメールを受けてファミレスへとやってきていた。彼らの探し物を知っている節のある内容だったからだ。
しかし実際にやって来たのは、久宝阿佐美を中心とする女子3人組。高倉冠葉恋愛被害者の会を結成したのだという。これまでのやりたい放題のツケを払う時が来たのか?天罰だと冠葉は嘆く。
そして野鳥観察は、お昼の時間を迎えていた。12時半にお昼を食べて美味しいと言ってもらうのがデスティニー。しかしその肝心のお弁当は、ペンギン2号が食べはじめたせいで、公園のカラスたちによって食い荒らされてしまっていた。
ショックを受ける苹果に、ゆりはやさしく声をかける。それならたぶん大丈夫、と。そして彼女が取り出したのは、自分が持ってきたランチボックスだった。
サンドイッチに唐揚げなど、色とりどりのお弁当に歓声をあげる晶馬。しかし、苹果は苦虫をかみつぶしたような顔をしている。そんな彼女にゆりは、勝者の余裕を顔に浮かべながら、皿に取り分けたお弁当を渡す。
午後3時、首筋に吐息を感じるという運命を実現するため、毛虫まで用意して来た苹果だったが、その策は裏目に出て、逆にゆりが多蕗と仲良くなるきっかけを作ってしまう。
そして、多蕗が虫さされの薬を買いに行っている間、二人っきりになった苹果とゆり。そんな苹果に対し、ゆりは、この間のカレー、まあまあ美味しかったわよ、という。ゆりは全て気づいていたのだ。その上で、あなたに勝ち目はないと思うけど、と、苹果にしっかりと釘をさす。こえー!
残されたのは決定的な運命、午後4時にキスをするという運命だ。それを実現するため、池に飛び込んでおぼれ、人工呼吸をしてもらうという計画を立てる苹果。
意を決して飛び込んだものの、多蕗はゆりとどこかに行ってしまい、彼女が溺れているのを見ていない。かくして苹果は、何の意味もなく命を散らす運命にあった…。
そうやっておぼれていく苹果を助けに潜って来たのは、ペンギン2号だ。力強い泳ぎで苹果に近づくペンギン2号を苹果自身が見ることはできないが、順調に近づいていく。もう少し…と思ったところで、ペンギン2号の前を錦鯉が横切る。それを加えたペンギン2号は、水面へと浮上していった。…助けに来たんじゃないんだ。
だが結局、苹果は助かった。勇敢な青年が彼女を陸に揚げ、人工呼吸をして助けたのだ。そして目を覚ました苹果の前にいるのは多蕗…つまり苹果は多蕗とのキスを果たしたのだ!
ところがそう思っているのは苹果だけ。実際に彼女を助けたのは晶馬で、人工呼吸をしたのも晶馬なのだった。
運命が書かれた苹果の日記は、対象が明記されていないのがポイント。そしてその影響を受ける少女がまた一人。
赤坂見附駅のエスカレータを下る久宝阿佐美は、女と電話をしていた。その女が高倉冠葉恋愛被害者の会の結成を焚きつけたらしい。冠葉に嫌われたのではないかという阿佐美に対し、その女、夏目真砂子は言う。次の手を打ってあるから大丈夫だ、と。
午後9時、赤坂見附駅、赤い靴の女の子。それが運命。
久宝阿佐美は、何者かにより後ろから突き飛ばされ、エスカレーターの下まで転がって行った。脱げて転がる彼女の靴は、赤い色だった。
高倉晶馬が少しお寝坊して目を覚ますと、台所で料理をしていたのは、高倉陽鞠と、なぜか荻野目苹果。美味しい卵焼きの作り方を教わりに来たらしい。今日は野鳥観察デートなのだという。
ネタばれ感想文
今回は「生存戦略~!」がなかったな。朝から他人がいたせいかな?
デートだという苹果に思いっきりツッコミたい晶馬。相手が多蕗桂樹なら、それはストーカー行為という。だが、高倉冠葉の機転により、そのストーカー行為に晶馬は、苹果の荷物持ちとしてついていくことになってしまう。
丸ノ内線の車内で、中吊り広告の宮廷ラブロマンスものの演劇を見て妄想にふける苹果。今日は多蕗王子様とのラブロマンスが繰り広げられるのがデスティニーだ。
そしてやってきた野鳥観察の公園。しかし、逃げ出したペットのスカンクと遭遇してしまった苹果は、思いっきり臭くされてしまう。
まずは晶馬と服を取り換え、合流した多蕗には臭いの元が晶馬であることを強調して、苹果は何とかピンチを乗り越えようとする。しかし本当のピンチはそこにはなかった。なんと、多蕗にも連れがいたのだ。
その連れとは時籠ゆり。この前のカレーの日に多蕗の家にいた金髪の女性だ。先ほど電車で見ていた中吊り広告にも載っていた、女優だという。こうして苹果のデスティニーは、出だしから危機を迎えていた。
一方、冠葉は、謎の呼び出しメールを受けてファミレスへとやってきていた。彼らの探し物を知っている節のある内容だったからだ。
しかし実際にやって来たのは、久宝阿佐美を中心とする女子3人組。高倉冠葉恋愛被害者の会を結成したのだという。これまでのやりたい放題のツケを払う時が来たのか?天罰だと冠葉は嘆く。
そして野鳥観察は、お昼の時間を迎えていた。12時半にお昼を食べて美味しいと言ってもらうのがデスティニー。しかしその肝心のお弁当は、ペンギン2号が食べはじめたせいで、公園のカラスたちによって食い荒らされてしまっていた。
ショックを受ける苹果に、ゆりはやさしく声をかける。それならたぶん大丈夫、と。そして彼女が取り出したのは、自分が持ってきたランチボックスだった。
サンドイッチに唐揚げなど、色とりどりのお弁当に歓声をあげる晶馬。しかし、苹果は苦虫をかみつぶしたような顔をしている。そんな彼女にゆりは、勝者の余裕を顔に浮かべながら、皿に取り分けたお弁当を渡す。
午後3時、首筋に吐息を感じるという運命を実現するため、毛虫まで用意して来た苹果だったが、その策は裏目に出て、逆にゆりが多蕗と仲良くなるきっかけを作ってしまう。
そして、多蕗が虫さされの薬を買いに行っている間、二人っきりになった苹果とゆり。そんな苹果に対し、ゆりは、この間のカレー、まあまあ美味しかったわよ、という。ゆりは全て気づいていたのだ。その上で、あなたに勝ち目はないと思うけど、と、苹果にしっかりと釘をさす。こえー!
残されたのは決定的な運命、午後4時にキスをするという運命だ。それを実現するため、池に飛び込んでおぼれ、人工呼吸をしてもらうという計画を立てる苹果。
意を決して飛び込んだものの、多蕗はゆりとどこかに行ってしまい、彼女が溺れているのを見ていない。かくして苹果は、何の意味もなく命を散らす運命にあった…。
そうやっておぼれていく苹果を助けに潜って来たのは、ペンギン2号だ。力強い泳ぎで苹果に近づくペンギン2号を苹果自身が見ることはできないが、順調に近づいていく。もう少し…と思ったところで、ペンギン2号の前を錦鯉が横切る。それを加えたペンギン2号は、水面へと浮上していった。…助けに来たんじゃないんだ。
だが結局、苹果は助かった。勇敢な青年が彼女を陸に揚げ、人工呼吸をして助けたのだ。そして目を覚ました苹果の前にいるのは多蕗…つまり苹果は多蕗とのキスを果たしたのだ!
ところがそう思っているのは苹果だけ。実際に彼女を助けたのは晶馬で、人工呼吸をしたのも晶馬なのだった。
運命が書かれた苹果の日記は、対象が明記されていないのがポイント。そしてその影響を受ける少女がまた一人。
赤坂見附駅のエスカレータを下る久宝阿佐美は、女と電話をしていた。その女が高倉冠葉恋愛被害者の会の結成を焚きつけたらしい。冠葉に嫌われたのではないかという阿佐美に対し、その女、夏目真砂子は言う。次の手を打ってあるから大丈夫だ、と。
午後9時、赤坂見附駅、赤い靴の女の子。それが運命。
久宝阿佐美は、何者かにより後ろから突き飛ばされ、エスカレーターの下まで転がって行った。脱げて転がる彼女の靴は、赤い色だった。
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2011-07-29 │ 輪るピングドラム │ コメント : 0 │ トラックバック : 1 │ Edit