BLOOD-C -ブラッドシー- 第4話「なげけとて」

BLOOD-C -ブラッドシー- 第4話「なげけとて」

　地域でただ一つのパン屋は閉店状態。それもそのはず、店主がいなくなってしまったのだから。クラスメイト達は知らないが、更衣小夜はその理由を知っている。「約定を守れ！」古きものが残した言葉が小夜を苛む。

ネタばれ感想文

　父の更衣唯芳は、敵の言葉に惑わされるなという。その通りだと小夜も思う。しかし何かすっきりしない。いつもの歌にも冴がない。

　お昼休み。いつもの様に、求衛のの、求衛ねね、網埜優花、そして鞘総逸樹とお弁当を食べるつもりで庭に来た小夜だったが、いつも通学路で見かける犬を学校で見かける。
　それを追いかけていく小夜は、犬と同様に、木々の枝を飛び跳ねながら木を登って行く。しかし、枝にお弁当のバッグが引っかかってしまい、それを外した時にバランスを崩して落下。

　それを目撃した時真慎一郎が落下地点に回り込むのだが、膝から落ちて来た小夜の下敷きになってしまう。
　そして何となく、彼とお弁当を食べる展開に。カフェ・ギモーヴのマスター七原文人が作ったお弁当を褒められて嬉しがる小夜を見て、時真は文人のことをどう思っているのかを聞く。それに対する答えは大好き！しかし、その大好きの理由を聞いていく時真は、それは本当の好きではないのではないかと問う？ぽか～んな小夜。


　そして夜は古きものとの戦闘。今日は鳥みたいなやつだ。湖で何かを浚っている男たちを襲っている。助けに入る小夜。しかし敵は３体。多勢に無勢で押され気味。そして、思いっきりアスファルトに叩きつけられて、小夜は気を失ってしまう。
　目を覚ますと、古きものはまだいて、残った一人の人間を足の下に抑えている。そこに助けに入る小夜だが、また軽くいなされてしまい、そして再び、約定を守れと言われてしまう。

　約定を問う小夜に対し、古きものは、「しゅじきめん」というが、小夜には何のことか分からない。結局問答無用ということで、目の色が変わった小夜によって、古きものは打ち果たされた。しかし、襲われた３人はすでに息を引き取っていた。


　翌朝、遅刻気味で教室に入る小夜だったが、担任の筒鳥香奈子は、今日も良い天気で、何もなかったから、遅刻はサービスしてあげるという。
　何もなかった。そう、クラスメイト達はいつも通り。しかし昨日、３人の死体が出たはず。騒ぎになっていないということは、誰かがそれを処理したのか？謎は深まっていく。