ダンタリアンの書架 第3話「叡智の書」第4話「月下美人」
ダンタリアンの書架 第3話「叡智の書」第4話「月下美人」
街の本屋でヒューイが久々に再会したのは、幼なじみのカミラ・ザウアー・ケインズ。知らない人間に警戒心を抱くダリアンだが、ダリアンの弱点が甘いものと見抜いたカミラは、スコーンとクロテッドクリームとジャムでダリアンを誘惑する。
その誘惑にのこのこ引っかかったダリアンは、ヒューイとカミラをひきつれてケインズ邸へと向かう。しかししばしスコーンはお預け。お茶の前にカミラに話を促したヒューイは、彼女の知り合いのミルドレッドが私塾を開いていて、その子どもたちが幻書のせいでおかしくなったという。
それに対し、シモニデスの記憶宮殿やヴェーダ数学を挙げ、古来から賢く成る研究は行われてきたというダリアンだが、今回の場合は数日で人格ごと、ころっと変わってしまっているらしい。
それを聞いたダリアンは、無名のラテン青年が書いた「叡智の書」の名前を出すのだが、それは放っておいて、スコーンが食べたいと言い放つ。
しかしヒューイは、一刻も早く幻書を回収するため、カミラにミルドレッドの許へ案内してもらうことにした。涙目のダリアン…。
そして子どもたちのところに行くと、彼らはダリアンとヒューイの正体を即座に見抜く。そして、叡智の書はもういらないから持って帰って欲しいという。彼らは知性を磨き過ぎて、やる前から結果を見抜いてしまい、実際に何かをやる気力すら失くしていたのだ。
夜のディスワード邸。ダリアンは裏庭の温室の巨大サボテンに水をあげていた。13年待ったサボテンの花が、今夜に咲くという。そんなダリアンをカミラからのスイス製のチョコレートで誘惑するヒューイ。
ところがそこに、突然の来客がやってくる。グラッドストン商会から、ウェズリー・ディスワード卿、ヒューイの祖父の注文の品を持って来たという。
しかし実際には彼らは押し込み強盗。ヒューイは不意打ちをかわして反撃の態勢を取るのだが、ダリアンを人質に取られてしまい、旅愁の憂き目に会う。
彼らの目的は、祖父が手に入れたという夜の女王という本。しかしヒューイには心当たりがない。だが、彼らが裏庭に向かおうとした時、ダリアンが声を上げる。それに何かを感じ、裏庭を探索に行く強盗のひとり。
だがしばらくして聞こえて来たのは、強盗の悲鳴だ。もうひとりは何があったのかを確かめるために向かう。
しばらくして、束縛から脱出したヒューイとダリアンも、裏庭の温室へと向かう。その時に聞こえて来たのが何発かの銃声と二人目の悲鳴。それを聞いてダリアンは、もう手遅れと足をゆるめる。
そしてたどり着いた彼らが見たのは、サボテンの前に落ちている拳銃と、サボテンに咲いている本の様に見える花。そしてダリアンが解説する。
その本の名こそが夜の女王。アフリカに咲く食人植物で、本に似た花を咲かせることで人を誘い食べるという。
今回、二人を食べて満足した夜の女王は、その花を散らせてしまった。どうしても読んで見たかったというダリアン。次に咲くのは13年後である。
ダンタリアンの書架 原作本の感想
街の本屋でヒューイが久々に再会したのは、幼なじみのカミラ・ザウアー・ケインズ。知らない人間に警戒心を抱くダリアンだが、ダリアンの弱点が甘いものと見抜いたカミラは、スコーンとクロテッドクリームとジャムでダリアンを誘惑する。
ネタばれ感想文
その誘惑にのこのこ引っかかったダリアンは、ヒューイとカミラをひきつれてケインズ邸へと向かう。しかししばしスコーンはお預け。お茶の前にカミラに話を促したヒューイは、彼女の知り合いのミルドレッドが私塾を開いていて、その子どもたちが幻書のせいでおかしくなったという。
それに対し、シモニデスの記憶宮殿やヴェーダ数学を挙げ、古来から賢く成る研究は行われてきたというダリアンだが、今回の場合は数日で人格ごと、ころっと変わってしまっているらしい。
それを聞いたダリアンは、無名のラテン青年が書いた「叡智の書」の名前を出すのだが、それは放っておいて、スコーンが食べたいと言い放つ。
しかしヒューイは、一刻も早く幻書を回収するため、カミラにミルドレッドの許へ案内してもらうことにした。涙目のダリアン…。
そして子どもたちのところに行くと、彼らはダリアンとヒューイの正体を即座に見抜く。そして、叡智の書はもういらないから持って帰って欲しいという。彼らは知性を磨き過ぎて、やる前から結果を見抜いてしまい、実際に何かをやる気力すら失くしていたのだ。
夜のディスワード邸。ダリアンは裏庭の温室の巨大サボテンに水をあげていた。13年待ったサボテンの花が、今夜に咲くという。そんなダリアンをカミラからのスイス製のチョコレートで誘惑するヒューイ。
ところがそこに、突然の来客がやってくる。グラッドストン商会から、ウェズリー・ディスワード卿、ヒューイの祖父の注文の品を持って来たという。
しかし実際には彼らは押し込み強盗。ヒューイは不意打ちをかわして反撃の態勢を取るのだが、ダリアンを人質に取られてしまい、旅愁の憂き目に会う。
彼らの目的は、祖父が手に入れたという夜の女王という本。しかしヒューイには心当たりがない。だが、彼らが裏庭に向かおうとした時、ダリアンが声を上げる。それに何かを感じ、裏庭を探索に行く強盗のひとり。
だがしばらくして聞こえて来たのは、強盗の悲鳴だ。もうひとりは何があったのかを確かめるために向かう。
しばらくして、束縛から脱出したヒューイとダリアンも、裏庭の温室へと向かう。その時に聞こえて来たのが何発かの銃声と二人目の悲鳴。それを聞いてダリアンは、もう手遅れと足をゆるめる。
そしてたどり着いた彼らが見たのは、サボテンの前に落ちている拳銃と、サボテンに咲いている本の様に見える花。そしてダリアンが解説する。
その本の名こそが夜の女王。アフリカに咲く食人植物で、本に似た花を咲かせることで人を誘い食べるという。
今回、二人を食べて満足した夜の女王は、その花を散らせてしまった。どうしても読んで見たかったというダリアン。次に咲くのは13年後である。
ダンタリアンの書架 原作本の感想
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2011-07-30 │ ダンタリアンの書架 │ コメント : 0 │ トラックバック : 3 │ Edit