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輪るピングドラム 第5話「だから僕はそれをするのさ」

輪るピングドラム 第5話「だから僕はそれをするのさ」

 9年前の高倉家。まだ父・剣山と母・千江美が家にいた頃。ある台風の夜に陽鞠は高熱を出した。しかし折悪しく、救急車は出払ってしまっている。剣山はそれを知ると、陽鞠を背負って病院へと走り出した。



ネタばれ感想文



 それに続こうとする冠葉と晶馬。しかし晶馬は千江美に止められてしまう。そして父親の背を捉えた冠葉が叫んだとき、風に飛ばされてきた巨大なガラスが冠葉を襲う!

 それが現在の冠葉の原風景。大切なものは体を張ってでも自分が守る。だから伯父が経営が悪化した和菓子屋を支えるために、冠葉たちが住んでいる家を売るという話を持って来たときも、自分が金を工面するから売らないでくれと叫んだのだ。

 そんなことを知らない晶馬は、陽鞠を連れて検査のために病院へと行っていた。幸い経過は順調。鷲塚医師も奇跡としか呼びようのない症例だという。
 それに対し晶馬は、あのペンギン帽を取り出し、これが奇跡の源かもしれないと告げる。…もちろん、笑われてしまいましたが。

 赤坂見附駅でエスカレーターから転落し入院した久宝阿佐美は、夏目真砂子の訪問を受けていた。「いやだわ、早くすりつぶさないと」。そういう夏目真砂子は、久宝阿佐美に本当に何も覚えていないのかを問う。
 それに対し、何かを思い出しかけた久宝阿佐美に、夏目真砂子は何か赤い光線を向けるのだった。


 そして荻野目苹果は、多蕗桂樹が大好きなモンブランを手に入れて、彼の家へと向かっていた。しかしその途中で目にしたのは、喫茶店で大好きなモンブランを口いっぱいに頬張る多蕗桂樹と、それを「ファビュラスマックス!」と言って眺める時籠ゆりの姿だった。
 持っていたケーキは地面へ落ち、苹果によって踏みつぶされる。

 病院から帰宅する晶馬と陽鞠は、ずぶぬれになる苹果を見つけ、自分たちの家に誘う。その頃、冠葉は金を工面するために、丸ノ内線の車内で黒服の男から封筒を受け取っていた。
 そんなことを知らない晶馬は、陽鞠たちと夕食の時間。これをチャンスと見た晶馬は、あの日記について苹果に問いただす。

 それまでにこやかにしていたにもかかわらず、目の色が変わる苹果。だが、晶馬が中身を見たと知った苹果は、あれは私の運命が書かれた日記だから貸せないという。そして晶馬に対し、自分も正直に話したのだから、晶馬にも理由をはなせという。
 根が正直な晶馬は、ペンギン帽の話を聞かせるが、それに対する苹果の対応は、強烈な平手打ちと罵倒。だがそこであの声が響く。

「生存戦略~!」

 あの空間に招待された晶馬と苹果。いつもの様に拘束されている。その彼女たちに対し、女王様は口汚い罵倒の言葉を並べ、さっさと日記を渡す様に苹果にいう。
 怒り心頭の苹果は反撃を開始しようとするが、その後ろにはペンギン2号が…。そして押される落下スイッチ!

 残った晶馬には、さっさと日記を奪えと催促するのだが、落としたら奪えないと反論する晶馬。そして落ちた穴をみた晶馬は、驚愕の光景を目にする。
 落とし穴の内に手をかけた苹果が、パンツ丸出しで這い上がって来たのだ。そして怒りのパワーで手の拘束を破り、女王様の許へと駆け登って、ペンギン帽を外へと投げ飛ばす!

 慌ててそれを追いかける晶馬。苹果は何を帽子くらいでというが、その時彼女が聞いたのは、人が倒れる音と、青白くなった陽鞠の姿だった。

 外へと投げ捨てられた帽子はトラックに引っ掛かり、そのトラックは走りだしてしまう。靴下のまま走って追いかける晶馬だが、追い付けない。だが途中で遭遇した冠葉が、自転車を奪いそのトラックを追いかける。


 9年前の台風の日も、父は陽鞠と冠葉のために身体を張り、自らは傷つきながらも子どもたちを救った。そして言う。過ぎ去らない嵐はないが、過ぎ去るのを待っているだけでは大切な人は護れない、と。
 その言葉を胸に秘めている冠葉は、ひたすらトラックを追いかける。そしてもう少しで手が届くという時、自転車は壊れ、冠葉は投げ出されてしまう。

 だが、ペンギン1号のマジックハンドがペンギン帽に届いていた。そしてペンギン1号は、帽子と冠葉をつかんだまま耐える。
 やがてトラックに引きずられながら目を覚ました冠葉は、その衝撃に耐えつつ、大切な人を守るために死力を振り絞る。そして…。







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