TIGER & BUNNY 第21話「Heaven helps those who help themselves. (天は自ら助くるものを助く)」

TIGER & BUNNY 第21話「Heaven helps those who help themselves. (天は自ら助くるものを助く)」

　アルバート・マーべリックの持つ能力により、ヒーローＴＶの関係者から鏑木・Ｔ・虎徹がワイルドタイガーであるという記憶が消され、ネットワーク上のデータも全て消去されてしまった。
　そして虎徹にかけられたのは、サマンサ・テーラー殺害の嫌疑だ。一躍指名手配犯となった虎徹は、全てのヒーローから追われる立場となってしまう。

　一方、その報を聞いた鏑木安寿と楓、虎徹の母親と娘は動揺を隠せない。泣きながらも父親を信じる孫を見て、安寿は楓に虎徹の本当の職業を伝えるのだった。

ネタばれ感想文

　スカイハイや折紙たちの捕縛の手を逃れた虎徹だったが、ブルーローズによって追い詰められてしまう。なぜ自分が狙われるのかまるでわからない虎徹は、必死にブルーローズに自分を思い出してもらおうと、思い出を語り始める。
　少しずつ頑なな態度が溶けていくブルーローズだったが、そこに邪魔が入る。ワイルドタイガーだ。どうやって動いているのかは知らないが、新しいスーツを着て、虎徹を捕縛しようとする。

　もはやこれまで、と思ったときに乱入して来たのは、ルナティックだった。ルナティックは殺人犯とされている虎徹ではなく、ワイルドタイガーを狙い、虎徹が脱出するのを手助けする。


　逃げ出した虎徹は人目を避けて隠れていたのだが、街頭テレビを見て、バーナビーがマーべリックの別荘にいたことになっているのを知り、マーべリックが事態を操る黒幕であることをようやくに覚。
　そこに通りかかったのは、ベン・ジャクソンが運転するイエロー・キャブだ。虎徹のことを覚えているベンは、彼にむかしのヒーロースーツを渡す。それを受け取った虎徹の取った行動とは…。


　一方、父親がヒーローだということを知った楓は、父親を守るためにシュテルンビルトまでやって来ていた。楓は虎徹を救うことが出来るのか？

　それまで命を預け合って来た仲間に完全に忘れ去られてしまった虎徹の悲哀を思うと辛い。仲間たちとの絆は、能力で一瞬にして奪い去られてしまう程度のものだったのか？その真価が試される！