セイクリッドセブン 第10話「アオイ記憶」
セイクリッドセブン 第10話「アオイ記憶」
藍羽ルリのところに鏡誠が緊急事態を告げにやってくる。慌てて駆けつけた先には、石になって眠る藍羽アオイが明滅を繰り返していた。そして、アオイの石化が解かれる。
その頃、教室では、丹童子アルマが欠席した藍羽ルリと鏡誠の心配をしていた。もしアシに関わる事態ならば真っ先に自分に声がかかるはず。授業が終わり、帰宅前の掃除中に、鉱石部部長の伊藤若菜とアルマが話しているところに、ルリが息せき切らせてやってくる。
そうして連れて行かれた先で、石化を解かれたアオイが、医療機器につながれバイタルのチェックをされていた。生命反応はあるが脳波と脈拍は微弱らしい。
彼女が突然こうなったのは、先日のアルマのセイクリッドの力の解放が原因らしい。強大なセイクリッドの力に、アオイが共鳴をしたのだと言う。
何とかアオイを目覚めさせるヒントがアルマからもらえないか。その一心でルリはアルマを呼びに言ったのだ。
そんなルリの必死の様子を見て、助けになれないことを謝罪するアルマ。そして、5年前に、ルリやアオイ、鏡たちに何があったのかを尋ねるのだった。
5年前、クリスマスイブの飾りつけの準備にいそしむアオイとルリ、藍羽の両親と鏡誠の父たち。ルリは両親へのクリスマスプレゼントのため粘土で天使像を作り、それを取り付けた輪飾りの準備をしていた。
そこに、研美悠士がやってくる。研美の研究施設に資金援助をしていた藍羽の両親だったが、その打ち切りを伝えるために呼んだのだ。ひとまずは受け入れ引き下がる研美。しかしそれはその後の悲劇の序章に過ぎなかった。
藍羽家のクリスマスイブは別荘で過ごす。夜のイベントを控えて別荘へと移動しようとする藍羽の両親と鏡誠の父。鏡誠に呼ばれ、アオイとルリも出発しようとする。しかし、もたもたして荷物の準備を整えていないルリに苛立ったアオイは、天使の輪飾りを乱暴に取り上げ、出発しようとする。
しかしその瞬間、輪飾りは解け、天使像は床に落ちて砕け散ってしまう。そのことにショックを受けたルリはへそを曲げて、家に残って、誰の手も借りずに天使像の修復を始める。
両親とアオイはルリを置いて先に別荘へと向かう。鏡誠は父にルリの世話と、別荘までの同行を申し渡し旅立った。
別荘では暖炉にも火が入り、雪もちらつき始め、ホワイトクリスマスのイベントを楽しむには絶好の条件が整い始めていた。しかしアオイの心は晴れない。輪飾りを壊した自分が悪かったのに素直にルリに謝れなかった自分の愚かさを恥じ、いつまでも来ないルリの心配をしていた。
その頃、ルリは、見守る鏡誠と共に、天使の粘土細工を作り直していた。日が落ち、暗くなってようやく、輪飾りの修復が終わる。そして鏡誠とともに、ルリは別荘へと向かっていった。
だがその頃、別荘では惨劇が繰り広げられていた。別荘の敷地に侵入した0号はドーベルマンと警備員をなぎ払い、建物へと迫る。その前に立ちふさがるのは鏡誠の父だ。
0号の突撃を受けつつもクナイで反撃、吹き飛ばされざまに拳銃を抜き、0号の頭に連射する。しかし傷ひとつつかない0号は、鏡父を岩に叩きつけ、屋敷内へと侵入していった。
研美を裏切った報復だと悟ったルリの父は、ルリとアオイに謝罪しつつ燃え散る。アオイをつれて逃げようとした母も後ろから刺される。残されたアオイに止めを刺そうとした0号だったが、石化したために果たせず、屋敷の外まで出て、もうひとりの標的であるルリを探す。
それを見咎めた鏡父は、0号を埋設された爆弾まで誘い込み、自爆攻撃を仕掛けるのだった。
全てが終わった後、燃え落ちる別荘に到着したルリと鏡は、焼け落ちた場所に残るアオイと、息絶え絶えの鏡父を見つける。そうして誠は、父からルリの守護を託されるのだった。
ルリが藍羽家を継ぎアシと戦い続けていたのは、恐怖を感じて石化したアオイが元に戻れるように、恐怖の元凶であるアシを一掃するためだったのだ。全ての話を聞き終えたアルマは、希望を抱きつつもそれを確信できないルリに対し、ルリの努力は無駄でなかったと告げ、とりあえずではなく、アルマもアオイを助ける手伝いをすると宣言するのだった。
アルマの帰り道。行く手に現れた輝島ナイトは、アルマが利用されていると言い、もっと自由になれと唆す。それに対しアルマは、逆に、同じ力を持つもの同士、仲間になろうと誘う。
だがもやはナイトは、善意を信じられないほどの絶望に染まった後だ。世界はお前が思うほど単純ではないと告げ、彼の前から去っていってしまう。
そして研美の施設では、ルリを陥れるため、0号の調整が着々と進んでいた。
藍羽ルリのところに鏡誠が緊急事態を告げにやってくる。慌てて駆けつけた先には、石になって眠る藍羽アオイが明滅を繰り返していた。そして、アオイの石化が解かれる。
その頃、教室では、丹童子アルマが欠席した藍羽ルリと鏡誠の心配をしていた。もしアシに関わる事態ならば真っ先に自分に声がかかるはず。授業が終わり、帰宅前の掃除中に、鉱石部部長の伊藤若菜とアルマが話しているところに、ルリが息せき切らせてやってくる。
そうして連れて行かれた先で、石化を解かれたアオイが、医療機器につながれバイタルのチェックをされていた。生命反応はあるが脳波と脈拍は微弱らしい。
彼女が突然こうなったのは、先日のアルマのセイクリッドの力の解放が原因らしい。強大なセイクリッドの力に、アオイが共鳴をしたのだと言う。
何とかアオイを目覚めさせるヒントがアルマからもらえないか。その一心でルリはアルマを呼びに言ったのだ。
そんなルリの必死の様子を見て、助けになれないことを謝罪するアルマ。そして、5年前に、ルリやアオイ、鏡たちに何があったのかを尋ねるのだった。
ネタばれ感想文
5年前、クリスマスイブの飾りつけの準備にいそしむアオイとルリ、藍羽の両親と鏡誠の父たち。ルリは両親へのクリスマスプレゼントのため粘土で天使像を作り、それを取り付けた輪飾りの準備をしていた。
そこに、研美悠士がやってくる。研美の研究施設に資金援助をしていた藍羽の両親だったが、その打ち切りを伝えるために呼んだのだ。ひとまずは受け入れ引き下がる研美。しかしそれはその後の悲劇の序章に過ぎなかった。
藍羽家のクリスマスイブは別荘で過ごす。夜のイベントを控えて別荘へと移動しようとする藍羽の両親と鏡誠の父。鏡誠に呼ばれ、アオイとルリも出発しようとする。しかし、もたもたして荷物の準備を整えていないルリに苛立ったアオイは、天使の輪飾りを乱暴に取り上げ、出発しようとする。
しかしその瞬間、輪飾りは解け、天使像は床に落ちて砕け散ってしまう。そのことにショックを受けたルリはへそを曲げて、家に残って、誰の手も借りずに天使像の修復を始める。
両親とアオイはルリを置いて先に別荘へと向かう。鏡誠は父にルリの世話と、別荘までの同行を申し渡し旅立った。
別荘では暖炉にも火が入り、雪もちらつき始め、ホワイトクリスマスのイベントを楽しむには絶好の条件が整い始めていた。しかしアオイの心は晴れない。輪飾りを壊した自分が悪かったのに素直にルリに謝れなかった自分の愚かさを恥じ、いつまでも来ないルリの心配をしていた。
その頃、ルリは、見守る鏡誠と共に、天使の粘土細工を作り直していた。日が落ち、暗くなってようやく、輪飾りの修復が終わる。そして鏡誠とともに、ルリは別荘へと向かっていった。
だがその頃、別荘では惨劇が繰り広げられていた。別荘の敷地に侵入した0号はドーベルマンと警備員をなぎ払い、建物へと迫る。その前に立ちふさがるのは鏡誠の父だ。
0号の突撃を受けつつもクナイで反撃、吹き飛ばされざまに拳銃を抜き、0号の頭に連射する。しかし傷ひとつつかない0号は、鏡父を岩に叩きつけ、屋敷内へと侵入していった。
研美を裏切った報復だと悟ったルリの父は、ルリとアオイに謝罪しつつ燃え散る。アオイをつれて逃げようとした母も後ろから刺される。残されたアオイに止めを刺そうとした0号だったが、石化したために果たせず、屋敷の外まで出て、もうひとりの標的であるルリを探す。
それを見咎めた鏡父は、0号を埋設された爆弾まで誘い込み、自爆攻撃を仕掛けるのだった。
全てが終わった後、燃え落ちる別荘に到着したルリと鏡は、焼け落ちた場所に残るアオイと、息絶え絶えの鏡父を見つける。そうして誠は、父からルリの守護を託されるのだった。
ルリが藍羽家を継ぎアシと戦い続けていたのは、恐怖を感じて石化したアオイが元に戻れるように、恐怖の元凶であるアシを一掃するためだったのだ。全ての話を聞き終えたアルマは、希望を抱きつつもそれを確信できないルリに対し、ルリの努力は無駄でなかったと告げ、とりあえずではなく、アルマもアオイを助ける手伝いをすると宣言するのだった。
アルマの帰り道。行く手に現れた輝島ナイトは、アルマが利用されていると言い、もっと自由になれと唆す。それに対しアルマは、逆に、同じ力を持つもの同士、仲間になろうと誘う。
だがもやはナイトは、善意を信じられないほどの絶望に染まった後だ。世界はお前が思うほど単純ではないと告げ、彼の前から去っていってしまう。
そして研美の施設では、ルリを陥れるため、0号の調整が着々と進んでいた。
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2011-09-04 │ セイクリッドセブン │ コメント : 0 │ トラックバック : 1 │ Edit