花咲くいろは 第23話「夢のおとしまえ」
花咲くいろは 第23話「夢のおとしまえ」
喜翆荘を閉めると宣言した女将さんの言葉は、従業員たちに様々な行動をとらせていた。宮岸徹は富樫蓮二に女将さんを説得して欲しいと進言して断られ、押水菜子は気が抜けたようになり、鶴来民子はひたすらかつらむきを続ける。
女将の四十万スイに呼び出された松前緒花は、東京へ行くという四十万崇子と同伴し、母親の松前皐月に今後のことを相談しに行くことになった。
上京する電車の中で、崇子のことを叔母さんと呼び怒られる緒花。義理の叔母さんなのは事実なのだけれど、お姉さんと呼べと強制される。ホントにホビロン。
民子の作ってくれたお弁当を食べながら、以前こーちゃんと飲んだ紅茶とコーラのブレンドを飲みながら、喜翆荘に来る前の自分と来てからの自分について緒花は考える。
その頃、東京の種村孝一は、バイト中に皐月と再会し、お茶に誘われる。何となく居心地が悪そうなこーちゃんに対し、いい年をした娘が孕まそうが遠距離恋愛の末で振ろうが、その母親に遠慮することはないという皐月。相変わらず明け透けで付き合いやすい性格だ。
しかしその言葉に対し、緒花を振ったつもりはないという孝一。そんな彼に対し、ちょっと付き合うように皐月は言う。
一方、崇子の目的は、喜翆荘の若女将として、詐欺師プロデューサーに縁がだまし取られたお金を取り返してくること。皐月からのリークによってプロデューサーを東京タワーの展望台に追い込んだ崇子に対し、逃げまどう伊佐美だったが、もう逃げられないと思った彼は、緒花に向かって襲い掛かってくる。
緒花を突き飛ばし、伊佐美に対する崇子は、その右手を受け流し、そのまま一本背負いへ移行する。床に叩きつけられのびる伊佐美…無様だ。
もう一方、皐月に連れられてオフィスビルへやって来たこーちゃんは、コーヒーを断り番茶をもらい、ソファーに座って皐月と二人、DVDを見せられる。
おびえるこーちゃんに対し、別に二人でAV見るわけじゃないんだから安心しなさいという皐月。本当に安心する孝一。彼の皐月に対する認識が分かる態度だ。
そして始まった映像は、喜翆荘を舞台にした映画企画のカメラテストのもの。皐月が伊佐美にもらったものらしい。そこには、喜翆荘で働く意志を見せる緒花の姿が写されていた。
それを見た孝一は、皐月にコーヒーを要求する。最後に緒花と飲んだ薄いコーヒーの味を忘れないために、コーヒーを断っていたらしい。でもいま、働く緒花の姿を見て、その必要はないと孝一は感じた。
彼が見て覚えている緒花は、本当の緒花の一部でしかなかったのだ。彼が緒花だと感じているもの、薄いコーヒーの様な女子高生が緒花なのではなく、いまありのままに生きる緒花、彼の知らなかった緒花が本当の緒花なのだ。だからもう、薄いコーヒーの味を覚えている必要はない。
そうして皐月と別れ、歩道橋を渡り掛ける孝一の前に、緒花が現れる。
喜翆荘を閉めると宣言した女将さんの言葉は、従業員たちに様々な行動をとらせていた。宮岸徹は富樫蓮二に女将さんを説得して欲しいと進言して断られ、押水菜子は気が抜けたようになり、鶴来民子はひたすらかつらむきを続ける。
女将の四十万スイに呼び出された松前緒花は、東京へ行くという四十万崇子と同伴し、母親の松前皐月に今後のことを相談しに行くことになった。
ネタばれ感想文
上京する電車の中で、崇子のことを叔母さんと呼び怒られる緒花。義理の叔母さんなのは事実なのだけれど、お姉さんと呼べと強制される。ホントにホビロン。
民子の作ってくれたお弁当を食べながら、以前こーちゃんと飲んだ紅茶とコーラのブレンドを飲みながら、喜翆荘に来る前の自分と来てからの自分について緒花は考える。
その頃、東京の種村孝一は、バイト中に皐月と再会し、お茶に誘われる。何となく居心地が悪そうなこーちゃんに対し、いい年をした娘が孕まそうが遠距離恋愛の末で振ろうが、その母親に遠慮することはないという皐月。相変わらず明け透けで付き合いやすい性格だ。
しかしその言葉に対し、緒花を振ったつもりはないという孝一。そんな彼に対し、ちょっと付き合うように皐月は言う。
一方、崇子の目的は、喜翆荘の若女将として、詐欺師プロデューサーに縁がだまし取られたお金を取り返してくること。皐月からのリークによってプロデューサーを東京タワーの展望台に追い込んだ崇子に対し、逃げまどう伊佐美だったが、もう逃げられないと思った彼は、緒花に向かって襲い掛かってくる。
緒花を突き飛ばし、伊佐美に対する崇子は、その右手を受け流し、そのまま一本背負いへ移行する。床に叩きつけられのびる伊佐美…無様だ。
もう一方、皐月に連れられてオフィスビルへやって来たこーちゃんは、コーヒーを断り番茶をもらい、ソファーに座って皐月と二人、DVDを見せられる。
おびえるこーちゃんに対し、別に二人でAV見るわけじゃないんだから安心しなさいという皐月。本当に安心する孝一。彼の皐月に対する認識が分かる態度だ。
そして始まった映像は、喜翆荘を舞台にした映画企画のカメラテストのもの。皐月が伊佐美にもらったものらしい。そこには、喜翆荘で働く意志を見せる緒花の姿が写されていた。
それを見た孝一は、皐月にコーヒーを要求する。最後に緒花と飲んだ薄いコーヒーの味を忘れないために、コーヒーを断っていたらしい。でもいま、働く緒花の姿を見て、その必要はないと孝一は感じた。
彼が見て覚えている緒花は、本当の緒花の一部でしかなかったのだ。彼が緒花だと感じているもの、薄いコーヒーの様な女子高生が緒花なのではなく、いまありのままに生きる緒花、彼の知らなかった緒花が本当の緒花なのだ。だからもう、薄いコーヒーの味を覚えている必要はない。
そうして皐月と別れ、歩道橋を渡り掛ける孝一の前に、緒花が現れる。
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2011-09-04 │ 花咲くいろは │ コメント : 0 │ トラックバック : 3 │ Edit