神様ドォルズ 第10話「美姫、繚乱」

神様ドォルズ 第10話「美姫、繚乱」

　日向勾司朗と枸雅匡平の手引きで、枸雅詩緒と日向桐生のいがみ合いには一旦の終止符がうたれた…かに見えたのだが、その瞬間、日向まひると禍津妃が現れ、現場は混乱の様相を示してくる。
　突然現れたまひるは、匡平に腕をからめてべったり。それを見た詩緒と、そして史場日々乃はどこかご機嫌斜めだ。

　一方、空張久羽子と下山に連れて行かれた阿幾は、空守村初の国会議員・平城に出会う。

ネタばれ感想文

　匡平に絡みついているまひるだが、詩緒にツンツンと抗議され、匡平には日々乃を優先され、勾司朗には帰れと言われ、怒りが爆発！禍津妃を暴れ回れさせ、それを抑え込もうとした勾司朗の宇輪砲を禍津妃の結界で拘束し、まひるは場を完全に支配してしまう。
　段々とヤジ馬が集まってくる中、杣木靄子は器師の権限をいっぱいに示しつつ時間稼ぎをし、桐生と武未禍槌はUMAを装って人々の目をそらせ、詩緒は玖吼理で禍津妃の結界を破りにかかるという連携プレイを見せる。そうして何とか事態を打開した勾司朗だったが、まひるには逃走を許してしまった。

　そしてそのまひるが現れたのは平城の事務所。平城は阿幾を逃がし、まひるの上京を手引きし、その力で空守村の権力構造を破壊し乗っ取ろうとしていたのだ。
　両天秤に掛けられていたと知った阿幾は半ギレ、そんな阿幾を見てまひるは彼を小物扱いする。怒りで暗密刀の刃を揮う阿幾だったが、結局は彼も禍津妃の結界に囚われてしまった。

　そして、勾司朗に呼び出された匡平は、８年前にあった出来事、まひるとの関係を話し出す。それは、未知の案山子との戦いの記憶、そして彼らの運命を変えた瞬間の記録だった。