ダンタリアンの書架 第11話「黄昏の書」

ダンタリアンの書架 第11話「黄昏の書」

　ミショウの砦が落ちた。平和な町に伝わってくる不吉の知らせ。それをなしたのは、破翼蟲（バジム）という羽虫らしい。騎士団長ジャンニは、サルートの店に来ていた呪術師見習いのアイラに案内を頼み、ウタの長・大婆の持つヤカツという毒を以ってその蟲を制しようとしていた。
　アイラはその材料となるつる草を採りに森に入ったところで、不思議な格好をした二人組に出会う。その二人は、ヒュー・アンソニー・ディスワードとダリアンといった。

ネタばれ感想文

　うお～、なんか絵が変な感じ。スタジオジブリ作品かなんかですか？みたいな中世ヨーロッパ風の世界に放り込まれてしまいました。
　その物語の中で、破翼蟲（バジム）と呼ばれている羽虫を退治しに来たヒューイとダリアン。その退治のために、燻蒸剤の効果を持つ幻書を使う。

　そう、彼らは、物語を食う紙魚虫によって破断される物語を救うため、物語の中に入ってきていたのでした。長雨のせいで紙魚虫が発生し、穴だらけになってしまった本たち。ビブリオマニアも大変です。




ダンタリアンの書架 原作本の感想