蒼穹のファフナー 第1話「楽園～はじまり」

蒼穹のファフナー 第1話「楽園～はじまり」

　太平洋に浮かぶ孤島・竜宮島には穏やかな日常が繰り広げられていた。その中にいる真壁一騎は、父親の真壁史彦と二人で暮らしている。だがその穏やかな日常は、東京へ行っていた幼なじみの皆城総士の帰還した日に霧散することになる。
　突然、島の外縁に出現した謎の生命体・フェストゥムに対し、校長の皆城公蔵を司令とする組織・アルヴィスが防衛体制を取り、その存在を全く知らなかった子どもたちはパニックに陥ってしまう。

　みんなが地下施設に避難する中、羽佐間翔子は学校を休みがちな遠見真矢を心配して、彼女の家へと向かっていた。そこで彼女が見たのは、島のいたるところに出現する防衛兵器群と、それをつぶす金色の存在だった。その存在、フェストゥムは言う。「あなたはそこにいますか」と。

ネタばれ感想文

　謎の生命体に対して抵抗する人類は、人型決戦兵器・ファフナーで戦いを挑む。ファフナー「マークエルフ」に乗り込むのは、そんな事情を知ったばかりの真壁一騎だ。彼は幼なじみの皆城総士の挑発じみた言葉を受け、それに乗り込むことになる。

　第1回目は、主人公たちだけでなく、視聴者側も全く何も分からない状態。普通の島の暮らしだと思っていたものが実は仮面で、本当の姿は戦闘組織であったことに、きょとん、としてしまう感じだ。
　情報を小出しにして、徐々に物事を明らかにしていく演出を取っているようだが、それもやりすぎれば、見ている側はぽか～んとしているしかなくなってしまうので、考慮いただきたいところ。でも何か、わくわくさせるものはある。