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輪るピングドラム 第13話「僕と君の罪と罰」

輪るピングドラム 第13話「僕と君の罪と罰」

 担ぎこまれた病院のベッドで眠る高倉陽鞠にもはや息は無い。その脇で呆然とする高倉冠葉と、廊下で自責の念にさいなまれる高倉晶馬。突然、姉・桃果の事件の真相を知らされた荻野目苹果には、混乱して言葉も無い。
 その病室に颯爽と登場したのは、白衣に身を包んだ渡瀬眞悧と、それに従う二人の子ども、シラセ・ソウヤ。彼らはアタッシェケースから運命のリンゴと、そして一本のアンプルを取り出して言う。お前は妹を助ける対価に、何を差し出すのか?と。



ネタばれ感想文



 3年前、高倉家に何が起こったのかがようやくハッキリとした。いつもと同じ家族一緒の朝を迎えた高倉家は、家族一緒の夜を迎えることができなかったのだ。
 夕食を待つ3人の前に現れた黒服の男女。警察だという彼らに従ってホテルに居を移し、じっと父母の帰りを待っていた彼らが知ったのは、13年前の東京スカイネットでのテロ事件の主犯格の容疑者が、高倉剣山と高倉千江美、彼らの両親であるという事実だった。

 なぜ彼らが子どもたちだけで暮らしているのか。トリプルHは何故ダブルHになってしまったのか。いずれも重大事件の加害者の家族が辿る道だったのだ。

 多蕗桂樹と会った荻野目苹果は、二人で姉・桃果のことについて語り合う。晶馬の両親が姉を奪った犯人だといわれてもピンと来ない。特に復讐をしたいとも思わない。目の前で直接手を下されたのならば憎しみももっと直接的に抱けるだろう。しかし彼女は、彼らの手の届かないところでいなくなってしまったのだ。
 憎めないことに罪悪感を抱き、どうせなら姉の桃果になりたかったと多蕗の前で吐露する苹果。そんな彼女に多蕗は、苹果と出会えて良かったと救いの言葉を告げる。そして、晶馬の両親のことは知りたくなかったという苹果に対して、知ったことには意味があるのだと言い聞かせるのだった。

 こうして、16年前の事件に起因する人間関係は明らかになった。だがまだ明らかになっていない輪もある。その秘密はこれから語られることだろう。







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