機動戦士ガンダムAGE 第5話「魔少年」

機動戦士ガンダムAGE 第5話「魔少年」

　コロニー・ファーデーンに向かう艦の中で、ウルフ・エニアクルはフリット・アスノを挑発する。お前が乗らないなら、ガンダムは俺のものだ、と。その言葉を受けてフリットは、ガンダムは誰にも渡さないと啖呵を切る。つまりこれからもモビルスーツに乗り、UEと戦い続けるという宣言だ。
　それを聞いたエミリー・アモンドは不安をさらに大きくする。このままではフリットが戦場で命を落としてしまう、と。グルーデック・エイノアが艦長の職を強引に奪ったことを知るエミリーは、フリットの処遇を再検討してもらうため、彼のもとに交渉に赴くのだが…。


　そしてファーデーンに到着したフリットは、コロニーの中でデシル・ガレットという少年に遭遇する。彼との接触は、フリットにユリン・ルシェルと同じ感覚を思い起こさせた。

ネタばれ感想文

　エミリーがんばるの回。母親の言い付けと、戦場の興奮から、今後もガンダムに乗って戦うつもりのフリットに対し、エミリーは何とかそれを思いとどまらせたい。
　そこで、昔の悪事をネタに艦長を脅してフリットを解放させようとする…はずだったのだけれど、先手を打たれて失敗。しょぼ～んなエミリーは、わたしが何とかしなくちゃ、という思いだけをつのらせていく。周りの大人は、子どもに戦争をさせて何とも思わないのかしら、という感じ。いや、全くの正論です。

　そんなエミリーのヤキモキも知らず、フリットはボケーっとコロニー内部をうろうろ。そうして変な子供と関わり合いになってしまう。
　しかし、ここの兵器管理のずぼらさは大概だなあ。全然関係ない人でも、簡単にモビルスーツを奪えちゃうんだから。この艦の乗っ取りは簡単そう…ああそうか、もうグルーデックが乗っ取ってましたね。