輪るピングドラム 第20話「選んでくれてありがとう」
輪るピングドラム 第20話「選んでくれてありがとう」
雨の中にたたずむ高倉冠葉と高倉晶馬、そして夏芽真砂子。冠葉の腕の中には、高倉陽鞠が気絶して眠っている。そんな3人の様子を見て、夏芽真砂子は、わたしはあなたたちを認めない、と言って去っていく。
翌朝。高倉家の茶の間には、いつもの朝食の風景が広がっていた。まるで昨夜は何もなかったかのような、仲良しの家族の朝。
しかし、思い出した彼らは完全に同じではあり得ない。そう、10年前に陽鞠を高倉家に迎えたのは晶馬なのだから。
いつも笑顔でいる陽鞠と晶馬の出会いの物語が描かれる。捨てられた仔猫に自分の姿をなぞらえる陽鞠の姿が哀れでしょうがない。可愛さを消費しきったら捨てられるという、消費文明に対する皮肉みたいな言葉が辛い。
高倉剣山たちの集会の様子を、玄関の靴という形で表現しているところも興味深い。どんな高潔な理想も、時間が立てば歪みが出てくる。人々の方向性も変わってくる。そんな部分が靴の並びから読み取れる感じだ。
そして場面は再び、荻窪の味 リナちゃんへ。今度は冠葉の歪みが明らかになるのだろう。
雨の中にたたずむ高倉冠葉と高倉晶馬、そして夏芽真砂子。冠葉の腕の中には、高倉陽鞠が気絶して眠っている。そんな3人の様子を見て、夏芽真砂子は、わたしはあなたたちを認めない、と言って去っていく。
翌朝。高倉家の茶の間には、いつもの朝食の風景が広がっていた。まるで昨夜は何もなかったかのような、仲良しの家族の朝。
しかし、思い出した彼らは完全に同じではあり得ない。そう、10年前に陽鞠を高倉家に迎えたのは晶馬なのだから。
ネタばれ感想文
いつも笑顔でいる陽鞠と晶馬の出会いの物語が描かれる。捨てられた仔猫に自分の姿をなぞらえる陽鞠の姿が哀れでしょうがない。可愛さを消費しきったら捨てられるという、消費文明に対する皮肉みたいな言葉が辛い。
高倉剣山たちの集会の様子を、玄関の靴という形で表現しているところも興味深い。どんな高潔な理想も、時間が立てば歪みが出てくる。人々の方向性も変わってくる。そんな部分が靴の並びから読み取れる感じだ。
そして場面は再び、荻窪の味 リナちゃんへ。今度は冠葉の歪みが明らかになるのだろう。
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2011-11-25 │ 輪るピングドラム │ コメント : 0 │ トラックバック : 1 │ Edit