ギルティクラウン-GUILTY CROWN- 第8話「夏日 courtship behavior」
映研部の合宿で、桜満集は大島へ行くこととなった。同行するのは、校条祭、魂館颯太、草間花音、そして楪いのりだ。母の桜満春香は、父に会って来なさいと言って送り出す。大島には、父、桜満クロスの墓があるのだ。
しかしこの合宿は、恙神涯によって命じられたもの。葬儀社の次のミッションは、大島にあるGHQの秘密施設襲撃であり、その攻略に魂館颯太のヴォイドが必要なのだ。
大島に到着した部員たちは、早速みんなで海へ。楪いのりが桜満集の家で暮らしていると知った校条祭は、桜満集に大胆なアプローチを試みる。
一方、魂館颯太は、楪いのりに告白するため、夜の展望台へと向かっていた。桜満集はそのあとをこっそりとつける。
ネタばれ感想文
偶然によってヴォイド・ゲノムを宿すことになったはずの桜満集ではあるが、まるでそれは必然であったかのように、彼の身内にはアポカリプス・ウィルス研究の関係者が多過ぎる。そして父、桜満クロスと、墓参りする茎道修一郎にはどんな関係があるというのだろう。
そんな、基本設定に関わる謎が提示される中で、桜満集や楪いのりには、青春展開が訪れる。まずは夏のリゾート地と言えば、海、そして水着なのです。
桜満集を巡る校条祭のアプローチには気づかず、彼を悩ませていた問題と言えば、自分の楪いのりに対する気持ちと、魂館颯太との関係、そして魂館颯太の楪いのりに対する気持ちの問題だ。
これまで彼は、他人に対して漠然とした感情と距離感しか持っていなかった。校条祭は昔からの付き合いだから一緒にいられるし、魂館颯太は相手が無理やり距離をつめてくるから一緒にいられた。けれど、自分からその距離を変えようと思った時、それをどうすれば変えられるのかが分からなくもなってしまっていた。
今回はそのための第一歩を踏み出すお話。変化には破壊の恐怖が伴う。しかしそうして踏み込まなければ、本当に相手の中に飛び込むことはできない。自分は相手とどうなりたいのか。これから桜満集は、それを考えて生きることになるのだろう。
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2011-12-02 │ ギルティクラウン-GUILTY CROWN- │ コメント : 0 │ トラックバック : 3 │ Edit