魔法少女まどか☆マギカ 第5話「後悔なんて、あるわけない」

魔法少女まどか☆マギカ 第5話「後悔なんて、あるわけない」

　上条恭介のけがを治すため、美樹さやかは魔法少女となった。鹿目まどかは、巴マミの悲劇を回避するため、暁美さやかに協力を依頼するも、すげなく断られてしまう。その際、まどかに、魔法少女になることのないよう、釘を刺すことを忘れずに。

　結局、巴マミを見習って街の見回りに出るさやかに、まどかは付き添いをすることにする。たとえ何もできなくても、一緒にいることはできるからだ。
　しかし、使い魔と遭遇し、初めての戦いに臨むさやかの前に、新たな魔法少女、佐倉杏子が現れ、さやかを妨害する。

ネタばれ感想文

　今回の眼目は、冒頭の美樹さやかがキュゥべえと魔法少女の契約を交わすシーンだろう。あの表現の本当の意味が明らかになるには、第6話「こんなの絶対おかしいよ」を待たなければならない。この作品の練られている所は、各所にこういった伏線が散りばめられていることだろう。

　そして、新たな魔法少女、佐倉杏子の登場。巴マミの対極にある様な、自分のためだけに戦う魔法少女に対して、さやかは戦いを挑むものの、あっけなく返り討ちにあってしまう。さやかに才能と経験が不足しているのだ。
　この挫折は、ただでさえ脆い支柱の上にいる魔法少女の運命を、どう変えて行くのだろうか？