ちはやふる 第22話「うつりにけりないたづらに」

ちはやふる 第22話「うつりにけりないたづらに」

　名人戦・クイーン戦東日本予選第二回戦、綾瀬千早の相手は、一発変換できるほど平凡な名前で特に目立ったところもない山本由美だ。しかし実は彼女、前クイーンであり、若宮詩暢がクイーン位を奪った相手なのだ。

　いきなりの強敵にあたふたする千早に対し、原田先生は自分で試合を作るように言って送り出す。

　閉め切られた部屋の灼熱地獄の下、彼女の前に座るのは前クイーン、自らの夢を叶えた、千早にとってはあこがれの存在だ。そして札を読むのは、山城今日子専任読手。一部の人に大人気の読手さんである。

ネタばれ感想文

　若宮詩暢の圧倒的な強さに半ば潰れてしまった山本由美が今回の千早の相手。肉まんくんが所属する翠北かるた会の最終兵器ではあるのだが、クイーンを奪取されてから覇気をなくしてしまい、最近は調子が出ていない。

　勝負をしていくうちに、前クイーンの集中力が切れていくのを感じた千早は、一枚もとらせずに勝つと息巻く。しかし、その力みを見て取ったベテランは、クイーンになってから封印していた必殺技を解き放つ。それは…とにかくもめること！
　ちょっとでも自分の取り札だと思えば、とにかくもめてもめて押し切る。それが山本由美の持ち味なのだ。その前に千早は…。




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