ソードアート・オンライン第3話「赤鼻のトナカイ」

ソードアート・オンライン第3話「赤鼻のトナカイ」

　ギルド「月夜の黒猫団」に所属する少女サチを助けたキリトは、求めに従い、彼らのギルドに加わり、サチの前衛へのジョブチェンジをサポートすることになる。自分の本当のレベルを隠して。

　安全マージンを十分に取り、昼間は彼らのレベル上げに付き合い、みんなが寝静まった頃、自分のレベル上げに勤しむキリト。そんなある日、彼のもとに、サチがいなくなったというメッセージが入る。
　追跡スキルを利用して探し当てた先にいたサチは、キリトに死ぬのが怖いと告白する。

ネタばれ感想文

　サチの涙を見たキリトは、彼女に、君は絶対に死なない、と断言する。キリトのその言葉を信じることにしたサチは、常にキリトと行動を共にすることになる。
　だが、危機は常に隣にあり、それは慢心と油断から彼らを襲う。リーダーが彼らのホームを買いに行っている間に、他のメンバーが迷宮攻略を提案、いつもよりも厳しめの迷宮へと出かけてしまうのだった。そして…。

　キリトが本当の意味でデスゲームを実感したエピソードだろう。狂信者ニコラスのイベントを経て、もし彼のもとにクリスマスメッセージが届かなければ、黒の剣士は早々に脱落していたかも知れない。
　そういう意味で、サチは他の全てを救った主とも言えるだろう。