ソードアート・オンライン第5話「圏内事件」

ソードアート・オンライン第5話「圏内事件」

　血盟騎士団の副団長となったアスナは、ボス攻略の指揮を執るプレイヤーへと格段に成長していた。そんな彼女が、NPCの村人を囮としてボスを倒すという作戦を立案し、キリトはそれに反対する。NPCの村人であっても、SAOの中で生きていることに変わりはないというのがその理由だ。だがアスナは、そんな世迷い言を一笑に付す。
　そんな対立関係が当たり前となっていた中、晴れた草原で昼寝をするキリトを見つけたアスナは、真面目に攻略に挑まないキリトに対してお説教をする。この間にも、現実の私たちの時間は奪われているのだ、と。しかしキリトは、そんなアスナに対し、いま俺たちが生きているのはこの世界だ、と諭すのだった。

　キリトの言葉に誘われて外で眠ってしまったアスナは、その間にガードしてくれた借りを返すため、キリトを食事へと誘う。ところがそのとき、食堂の外から絹を引き裂くような悲鳴が聞こえてきた。
　慌てて外に出た二人が見たのは、圏内（HPが減らない安全な場所）で、宿屋の窓から吊され、ダメージエフェクトを発生させている男、カインズの姿だった。

ネタばれ感想文

　もし、睡眠PK（プレイヤー・キル）以外の、圏内での新たなPK技が発見されたのなら、そのままにはしておけない。アスナとキリトは、一時的に同盟を結び、事件の捜査に当たることにする。
　第一発見者であるヨルコから聞いた事情によると、凶器となった武器を作ったグリムロックは、かつてのギルド黄金林檎の仲間であり、リーダーのグリセルダの夫だったらしい。

　そのグリセルダは、レアアイテムを売りに行く道中で睡眠PKされてしまい、その容疑者は、レアアイテムの売却に反対した３人の中にいる可能性が高いという。その３人とは、カインズ、ヨルコ、そして聖竜連合に入ったシュミットだった。

　アスナがキリトに初めて興味を持った瞬間が描かれる訳で、彼女の内面的には非常に重要な瞬間ではあるのだが、全体的には小さな事件に過ぎないとも言えるのが、この圏内事件だろう。
　今回の作画は、凄くお尻に力を入れている感じがしなくもない。妙に、お尻からのアングルが多いよな～。ヨルコのむちっとしたお尻とか、アスナのシャープなお尻とか…尻フェチがいるの？