TARI TARI 第10話「萌えたり燃えたり」

TARI TARI 第10話「萌えたり燃えたり」

　白浜坂高校合唱部時々バドミントン部は、来る白祭において音楽劇を上演する資金を稼ぐため、西之端商店街のご当地ヒーロー、ショーテンジャーに扮して、商店街でヒーローショーをすることになった。
　ウィーンこと前田敦博はノリノリで人前に出て行き、レッドとして堂々たる動きを見せ始めるが、沖田紗羽や田中大智は若干、腰が引け気味。しかし、宮本来夏が自分は女優と自己暗示をかけて飛び出してからは、みんなでヒーローとしての芝居をやり遂げた。

　第一回のショーが終わり、周りを見回した坂井和奏は、そこに教頭の高倉直子が顧問を務める声楽部の部員がいることに気づく。そして相手は、和奏が見ていることに気づくと、黙って去っていくのだった。

ネタばれ感想文

　翌日、教頭から宮本来夏に呼び出しが入る。それは、彼女たちのバイトをとがめるものだった。だが、教頭自身が上の空だったとはいえ、いったん許可したのを恣意的に取り消すというのは筋が通らない。和奏はそう主張し、教頭を黙らせるのだった。

　沖田志保・沖田紗羽の母子に、ピッチリとしたタイツ様の服を着せるのは、買い物親子のパパたちに対するご褒美だな。どっかでそういう描写もこっそり入っていれば面白かったのに。
　しかしあの教頭は、あれほど頑ななんだろう？しかも彼女の行動に論理性があるわけではなく、単に自分の判断が正義と言うだけの無能者にしか見えないのに、あんなんで教頭になれちゃうなんて、なんて甘い職場なんだ。周囲はもっと無能なのか？大体、正論を言っている生徒がいれば、それに味方して教頭をたしなめる教師の一人や二人いても良いんじゃないのか？

　学校は魔界だな…。