氷菓 第22話(最終話)「遠まわりする雛」
4月1日、折木奉太郎のもとに千反田えるから電話がかかってくる。彼女の用件は、彼に傘を持って欲しいと言うことだった。
相変わらず説明不足のお願いを掘り下げていくと、千反田えるの家の近くで生雛祭りがあり、その雛に傘を差す役の代役を担って欲しいということだった。
特に予定のない折木奉太郎はその依頼を受け、千反田えるから聞いた道順に沿って、目的地へと向かう。狂い咲きの桜の木の下を通り、長久橋を通って道なりに。しかしその長久橋は工事のため通行止めになる寸前だった。
ギリギリで橋を渡り、支度会場へと着いた折木奉太郎は、非常に閉鎖的な雰囲気の中、招き入れられる。
ネタばれ感想文
忙しそうな周囲の人々をよそに、隅っこでストーブにあたっていた折木奉太郎だったが、彼が長久橋が通行止めと言ったことで、全ての人の動きが止まる。そこは生き雛の歩くルートであり、本当に通行止めになっていると困るのだ。
確認の結果、折木奉太郎の言ったことは本当だと証明され、工事の中止を頼んだはずが何者かにより撤回されていた事実が判明する。
だが祭りのスタートはもうすぐ。善後策の検討に入るのだが…。
やっぱりこれが最後だよね。映像的に綺麗だし。最後の仮定の演出も分かりやすかったと思う。どちらを選んでも、同じルートに入るわけね。つまりもう、折木奉太郎の、千反田えるの選択は済んでいたというわけだ。
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2012-09-17 │ 氷菓 │ コメント : 0 │ トラックバック : 4 │ Edit