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魔法少女まどか☆マギカ 第8話「あたしって、ほんとバカ」

魔法少女まどか☆マギカ 第8話「あたしって、ほんとバカ」

 美樹さやかは、もはや魔女を倒すということにしか、自分の存在価値を見いだせなくなってしまった。それはあまりにも哀し過ぎる。しかし、それをいさめる鹿目まどかの声も、もはや彼女に届くことはない。

 そこでまたもやタイミングよく登場するのがキュゥべえだ。まどかが魔法少女になれば、さやかをいまの絶望から救い出すこともできると、人間の希望をくすぐり、絶望の契約を提示する。
 しかしそれを、暁美ほむらが黙って見ているはずはなかった。



ネタばれ感想文



 さやかが絶望から破局へ至る過程が、丹念に描かれる。もはや彼女を支えるただ一つの柱、善き隣人を守るために魔女と戦うという理想も、人間がそれほど美しい存在ではないという現実の前に、脆くも崩れ去ってしまう。もはや彼女にとって、生きる希望は何もなくなった。

 キュゥべえは、そんな状況をよく観察している。そして、もっとも転びやすいタイミングで、まどかの耳に甘い言葉をささやくのだ。きみが魔法少女になれば、友だちを助けられるよ、と。
 それは何と、強烈なささやきだろう。友だちと自分、ふたつの存在を強制的に天秤にかけさせるのだ。その答えが友だちに傾いていることを理解しながら。

 しかしその試みも、ほむらの銃弾によって断たれたいま、さやかを救う存在はもはやない。濁り切ったソウルジェムが何へと変わるのか、そして何がもたらされるのか。
 魔法少女の秘密がまたひとつ明らかになる。







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